人はいつから自分のポジションを守るために動くようになるのか
昔、「成功への熱い思いを君に」って本を買ったとき、なかなかにショックだったことがあります。
その本の最初に登場して熱いことを喋っているグッドウィルの創業者・折口さんが逮捕されたことです。

- 作者: 小尾敏夫,熊谷正寿
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2007/05/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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僕は折口さんのことをあまり知らないのですが、とにかく本の中では自分がいかに社会に貢献したいか、いい世の中にしたいかを熱く語っていたので、その後の事件とのギャップにびっくり。
なんだかなぁーと思ってしまったのでした。
最近、気になったブログの記事があります。
金融日記:なぜ大金持ちや大成功した人達が時に社会主義者になるのか?
記事の流れは、以下のような感じです。
- 資本主義って格差が大きく、社会主義って格差がないイメージがある。
- 大金持ちの鳩山さんが社会主義っぽいこと言ってたり、勝間和代さんが自己啓発で大成功した途端に社会主義っぽくなるのって矛盾しているように感じる。
- 実は矛盾していない。なぜなら、社会主義の国のほうが格差は大きいから。
- 資本主義は、成功しても金しか手に入らない。しかし、社会主義なら権力者にさまざまな決定権が集中する。
僕は大金持ちでもないし、大成功者でもないし、そのような知り合いも今のところいないので気持ちが分からないのですが、成功した人はみんなそんな自分のポジションだけを考えて「○○主義」になるんでしょうか?
そういう考え方もあるのかー!と、単純にびっくりしました。
まず、社会主義が本当にいいシステムかどうかとか、それが権力者により権力を集めるシステムかどうかは置いておいて。
勝間さんが何を考えているのかは分かりませんが、本当に自分に権力を集めたくって、社会主義を広めたりしますかね?
っていうか、官僚でもない今の彼女の位置で、日本が社会主義になって彼女に権力が落ちてくることなんてないと思うのですが・・・