会社でくだらない飲み会をするならボードゲームをしろ
毎年、この時期になるとネット上でチラホラみかける記事が「会社の飲み会が嫌だ」というもの。
最初に明言しておくと、僕は会社の飲み会が嫌いではありません。お酒がめっちゃ好きというわけではないし終電を越えてまで毎日飲みたいわけではないですが、飲みの席でしか話せない話題もあるし、それで仲良くなれることも事実。
しかしながら、上記の記事でコメントしている人たちの気持ちも分かるわけです。
飲み会が嫌いではない立場の僕としても、やっぱり飲み会のデメリットもたくさん見えてくるわけです。
多くの人が一番言っているのが以下の2点だと思うのです。
- つまらない
- 時間がとられる
さらにこれに関係していますが、僕は以下の2点も大きな要因だと思っています。
- 人によっては飲み会に馴染めず、そういう人と仲良くなれない
- だいたいいつも同じような会話になってしまう
1については、飲み会好きな人とは普段話してない人とでも部署の垣根を越えて仲良くなったりするのですが、そうでない人もいます。(僕も割とそうです)
そういう人相手の場合、いくら全社飲み会みたいなのを重ねても、毎回あたりさわりのない家族の話とか仕事の話になったりして、すごく表面的な会話になったりしないでしょうか。
2については、毎回飲み会で盛り上がるような話って決まっているような気がします。本当はもっとこの人と違った側面の話をしたいなーと思っても、大人数なのできっかけがつかめないというか。
で、これらを解決するためにボードゲームがすごく良いと思うのです。
ボードゲームの良さ
ボードゲームは、上記で上げた問題点の多くが解決できます。
- 時間が限られていて、2時間とかでも十分に楽しめる。上司が「もう一軒行くぞー!」って言って朝までコースとかはほぼありえない。
- お酒が嫌いな人でも楽しめる
- ゲームという共通の話題が目の前にあるので、普段会話しない人とでもボードゲームを糸口に会話を発展させやすい
- ゲームの性質によって、普段見せてる表の顔と違うパーソナリティを見せやすい
あんまり時間を気にしないし酒も嫌いではない僕としては、特に3と4がとても良いと思っています。ボードゲームって相手を騙す系のゲームだったりおもしろおかしいことを話さなきゃいけないゲームとかあって、強制的に場が盛り上がって仲良くなれるんですよね。飲み会とは違う仲の良さが出て来るというか。例えば、社内にとても物静かでいじりにくいポジションの人がいたりするじゃないですか。それとか、気難しい上司とか。そういう人相手にもボードゲームをやると場がフラットになって、非常にいじりやすい環境が生まれるのが良いです。フランクに話せるようになります。
ボードゲーム導入の難しさ
ボードゲームって一般的な認知としては、「ちょっとオタクっぽい」とか「いい大人がやるもんじゃない」みたいなイメージが強い気がします。なので、会社で「ボードゲームやろうぜー!」っていきなり言い出すのは気が引ける人が多い気がします。
そんな人がボードゲームをやろうとする場合は、飲み会とかでひたすら自分がボードゲーム好きというのを小出しにアピールし続けるのが良い気がします。そうすると、誰かしらボードゲーム好きが別にいたり、興味を持ってくれる人がいて、「騙されたと思って一回やってみっか!」ってなる気がします。
オススメするボードゲーム
人狼
ボードゲームは詳しくなくても人狼は聞いたことある人が大勢いるので、超おすすめです。最悪、カードとか持って無くてもできますし。
ちなみに、人狼ガチ勢に比べて初めてやる人だと初日に何喋って良いか分からんって人が多いと思うので、推理&会話のきっかけにお題人狼を取り入れると良い感じ。
お題人狼とは、
というルールを導入します。これやると、強制的に普段みんなが話せない内容が話せるしゲームの進行もしやすくなるので一石二鳥!
※参考:【オール人狼レポート】2016年11月25日【GM:しな&カーミ】 | オール人狼WEBマガジン
コヨーテ
インディアンポーカーみたいな感じで自分が見えないように各々が額にカードをかかげ、全体の合計数字を予想するゲームです。めっちゃつまんなそうな説明ですが、めっちゃおもしろいです。大人数にでもフレキシブルに対応可能で、インストも短くて良いのがおすすめポイント。
ごきぶりポーカー
ダウトに似ていて、お互いにカードを押し付けあってそれがどのカードか当てるゲームです。これもインストが短くて簡単に遊べます。2〜6人用ですが、もうちょい多くても強引に遊べます。
嘘を付き合うゲームって良いですよね。嘘をつくと、人は仲良くなれます。
ワードバスケット
それぞれに配られた5枚のカードを使って、しりとりをするゲームです。カードにはそれぞれひらがなが1文字書かれています。場に出たカードで始まって、自分が使うカードで終わる3文字以上の言葉を作れたら、そのカードを出せて、自分のカードを使い切った人が勝ち。例えば、場に「た」が出ていて自分のカードに「さ」があったら、「サンタ」と言いながらカードを出せます。
非常にスピーディーにゲームが進んで、あまりロジカルシンキングとか駆け引きとかいらないので誰でも楽しめます。2〜8人で遊べる大人数対応も魅力。
ブラックストーリーズ
本当にあった事件のざっくり概要がカードに書かれていて、それの詳細を当てるゲームです。司会のみ詳細を知っていて、各自が司会に質問をしていき、司会は「はい」か「いいえ」で答えて、その内容を絞り込んでいきます。分かる人には「ウミガメのスープみたいなもの」で通じるかと。2〜13人で遊べます。
質問だけで真相を突き止めろ!ボードゲーム「ブラックストーリーズ:50の”黒い”物語」ルール説明 | 感じるオクトパス
ディクシット
説明が難しいので、詳しくはこちら。おしゃれな連想ゲームです。
3〜6人用のゲームなので人数が絞られるのと、デッキが大きいので会社に持ってくるのが大変なところが玉にキズ。
その他
あとは、適当にここらへんのサイトを参考に。
ボードゲーム以外でも良い
ボードゲームの良さを書きましたが、僕はボードゲーム以外でも良いと思っています。何かスポーツをするでも良いし、違うアクティビティでも良いし、くだけた勉強会でも良いし…ボードゲームだけだと、ボードゲームが大嫌いって言う人もいそうですしね。要は、いつもの飲み会と違う何か新しい要素を入れたほうが、人間関係って仲良くなれると思うのです。
ちなみに
最近のウェブ系企業ではボードゲーム部があったりして、このスマホやデジタルの時代に逆に流行ってきてるみたいですね。ドワンゴなんかは会長がボードゲーム好きということもあってか、社内での活動も活発なようで、うらやましい限り。