渋谷でラップの勉強してきた。 #opencu
渋谷でラップの勉強会があったので行ってきました!
ラップの教科書 DVDで学ぶ超実践的ラップ講座 (DVD付)
- 作者: 上鈴木伯周,上鈴木タカヒロ,MACHEE DEF
- 出版社/メーカー: リットーミュージック
- 発売日: 2012/12/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ラップってみんな普段聞いているけど、当たり前ですけど普通誰かに教わることもなければ自分でラップ書いてすることもないし、なんか未知の世界すぎるじゃないですか。
そんなときに、本職のラッパーの人からラップを教えてもらえると聞いたら、これはもう行くしかないじゃないですか。だってサイタマのラッパーとかのラップ監修やってる人ですよ!?
いやー、ラッパーってすごいですね!
オレにも出来ると思って始めた アイツよりマシだと思って始めた 始めてしばらくは天狗だった しばらく経ってから面食らった
って気分ですね!講義の最中に教師陣が即興でラップやるんですけど、うますぎてビビる。いや、まぁプロなんでうまいとかそういうのもおかしいんだけど…
流れとしては、
- ラップの概論
- ラップの作り方
- みんなで自己紹介ラップを作ってみよう
って感じでした。
僕はどっちかというと、ラップの成り立ちとかどうでも良くて、それよりもプロの人にラップを教えてもらえる!という気持ちで行ったんですが、思いの外ラップ概論とか、そういう「THE 勉強会」的な部分でもおもしろかったです。たぶん、ラップ全然知らない人が行ってもおもしろかったと思う。
雑学的なところでもおもしろかったのが、以下のようなところ。
- ヒップホップが始まったきっかけは、公園の街灯から貧しい黒人が勝手に電気引っ張って、パーティーをやってた。
- その中で、曲を止めないで繋ぎ続ける中でDJ技術が生まれた。
- ヒップホップの最大の音楽的発明はサンプリング。
- ダジャレは文字を揃える。韻は音を揃える。なので、ラップは連想ゲームがしやすい。
- ラップの中でよく「like a ◯◯」って出るのはそこからの発想。とりあえずライカって言っといて後から説明しとけばどうにかなる。
- ラップの押韻のためのアプリで、「RhymePlus!」というものがある。いずれ、将棋みたいにコンピュータと人間のMCバトルが出来るかもしれない。
特に最後のは興味深いですね…!こんなのがあったとは!
最後に30分ぐらいでみんなで自己紹介ラップを作って、1人8小節で全員つなげるラップ体験は、めちゃくちゃ盛り上がりました!初対面の30人で、マジで全員で回すので恥ずかしさ全開なのですが、それがあんなにおもしろくてピースフルだとは!
講師の方も言っていましたが、ラップってすごくその人のパーソナリティが出るんですね。上手い下手とは別に。たぶん作詞だとか俳句だとか他の言葉遊びに比べて、すごくその人の価値観が出やすい。これから世の中の自己紹介は全部ラップでやったらいいんじゃないかと思うぐらい。この、ラップの自己紹介のおもしろさは恐らく実際に見てみみないと分からないおもしろさなので、主催のopencuさんはぜひ撮影していた動画をどこかにアップしてもらいたいです。
ちなみに、僕が作った8小節のリリックは以下のとおりです。
俺はみんなにこう呼ばれてるチャーリー
悪そうなやつはだいたい友達
ではない、ただのアラウンドサーティー
楽しんでるぜ今日このパーティー
始めよう俺の自己紹介
勤め先はIT業界
スマホアプリの世界で勝負する
尊敬する人スティーブ・ジョブズ
個人的には、「勝負する」と「ジョブズ」で踏んだのが最後の「る」を省略するという授業で教わったことを生かしつつのパンチラインでした…!(ドヤ)頑張った!俺頑張った!
また、講師の上鈴木兄弟という双子のラッパーがいるんですけど、この二人の価値観が良すぎでした。
「ヒップホップ」は文化のこと、「ラップ」は歌唱法のこと。自分たちはヒップホップが好きというよりも、歌唱法としてのラップがすごい好き。
と言っていて、これはなるほどなぁと思いました。自分も、ヒップホップよりもラップが好きだ。早口で何かを言っていたり、それで韻を踏んでいるのが好き。
また、講師のマチーデフさんも上鈴木兄弟もラップで企業のサービスの紹介をやっていたりして、このチャットワークの出来が最高すぎです。
上鈴木兄弟がラップで「チャットワーク」のプレゼンします。 - YouTube
チャットワーク普段使っている側からすると、特徴を捉えつつちゃんと韻を踏んでいて、しかもオシャレ…!
マチーデフさんと3人でのマッチアラームも素敵!
僕が経営者で何かCM動画作る立場だったら、絶対依頼したいと思いました。