コミュニケーションは経済に悪影響を与えるのか?

こんな記事がでてました。
ツィッターなどのサイト、英経済に1.9兆円の悪影響=調査(ロイター)

なんかちょっと書き方がひっかかったのでコメントを。
仕事中に一時間もソーシャルメディアをやってる人がいるというのは苦笑ですが、労働時間の喪失=経済にマイナス影響、なんでしょうか?
当たり前のことかもしれませんが、労働している時間×単価=経済価値なんですかね。僕は専門家ではないので意識したことなかったのですが。ということは、経済価値を高めようとしたら、余暇を削って働きまくればいいってことですね。昔の日本人みたいに。よし、年間労働時間の上限とか廃止しちゃえ!
でもひたすら働きまくると生産性が落ちたり、全然幸せじゃなくなったりしたので、今の労働時間に落ち着いたわけですよね。そう考えると、労働時間の喪失=経済にマイナス影響=悪いことだ!っていってしまうのってちょっと嫌だなー。

仕事中に一部の労働時間がソーシャルメディアやってる時間に変わったら、やっぱり生産性って下がるんでしょうか?関係ないことやっていたら下がるんでしょうかね。でも、楽しいですよね。きっと。

まぁ、この記事はそういうことが言いたいわけではないんでしょうけど。仕事中に遊んでんなよって話ですね。それはごもっとも。

でも、そう考えると、世の中の楽しいことっていうのは大半が人々の労働時間を奪っているわけだから、経済にマイナス影響を生み出していそうです。ワールドカップの時期とか、僕の職場でも惨憺たる有様でした。

ところで

Twitterってすごいですよね。今のところ、Twitter的なもので、Twitterに並ぶものは世の中に出て来ていないです。Google Buzzとかアメーバなうとかありますけど、全然競争相手にならない。だから、Twitterを「マイクロブログ」とかって言ったりするけど、どうにも違和感があります。「マイクロブログ」という単語を使うときはほぼTwitterを指しているので、それなら「Twitter」という単語を使ったほうがいい。

このように一つの私企業の作り出したサービスが、世界中のインフラになるのって、かなり特異なことですよね。これまでにそんな例ってありましたっけ?
GoogleにはYahooやBingがいるし、FacebookにはMySpaceとかLinkedInとかmixiがいる。しかし、TwitterにはTwitterしかいないし、今後も競合となりうる存在は出て来なそうな状況です。