映画「オデッセイ」のジャガイモの扱いにはがっかりした

オデッセイ見ました。火星でひとりぼっちで取り残されたマット・デイモンがサバイバルする話と聞いていたんですが、若干の期待外れ。いや、おもしろいんですけどね。しかし、最初の触れ込みで「食料無くなって火星でジャガイモ育てる話」と聞いていたので、もっとジャガイモ育てるのかなーと思ったらジャガイモは一瞬にして作られて、後はどうやって帰るかの話ばかり。僕はもっとジャガイモが見たかったのです。
ジャガイモ育てるとか農業って、普段意識してないけどとんでもない人間の叡智なんですよね。僕はそこがもう少し見たかった。火星から帰ってくるのもすごいけど、それって日常から遠い話じゃないですか。火星でひとりぼっちになることないし、これからもならないでしょう。でも、ジャガイモは別だ。もし第三次世界大戦が起こってたまたま僕が生き残ったらジャガイモ育てなきゃいけない可能性はある。そんなときのためにもっと知りたいじゃないですか。いや、第三次世界大戦なんてなくても知りたいし。
「そんならおまえはジャガイモドキュメンタリーでも見てろや」って思うかもしれない。でも違うんですよ。あの火星という極限状態に行っても、なおかつこの人類が育てあげ品種改良した知恵の実であるジャガイモがいかに素晴らしいものかを思う存分語って欲しかったのです。
そんな、日常と非日常が地続きにある中でのサバイバルが見たかったのです。ノリ的には、MASTERキートンみたいな。

そんなことを思いながら、今日の昼はコロッケを食べました。