ジュラシックワールド面白かった(ちょっとネタバレ)

ジュラシックワールドがおもしろかったです。前回見た進撃の巨人の前に予告をやっていて、これはめっちゃおもしろそうだなぁと思ってたら、期待以上の出来でした。そして、どうしたって比べてしまう進撃の巨人との出来の違い。

 

 

ジュラシックワールドの潔いところは、ちゃんと観客に求められていることが分かっていて、そのとおりにやっているところ。ここらへんってアメリカ映画やっぱすげぇなって思うんですよ。具体的にいうと、観客は恐竜すげぇ!恐竜恐い!恐竜に追われてドキドキしたい!っていうのを求めているんですね。そこにひたすらフォーカスしている。逆にストーリー的なところとか世界観とかは割りと強引で、基本的な展開は想像通りのジュラシックパーク的な感じでだったり恐竜が逃げ出したのにパークの人が頭悪すぎだったりなんですけど、もうそこらへんは潔い。いいんだ、別に深い哲学も感動もお説教もいらない、ジュラシックワールドを見る人はそんなの求めていない。最後にハリウッド映画あるある的に、なぜか主人公と出会ったばかりのヒロインがカップルになってたりしても突っ込まない。ちゃんと死ぬのは主要キャラ中でほぼ悪人だけという爽やかな締めくくりで間違ってない。

恐竜の作り込みは圧巻。3Dで見たんですが最初のちびっこ恐竜たちも生き生きと動いていてすごいんですが、何よりインドミナス・レックスっていう一番でかい恐竜の凄さがやばい。ただ画面にでかく映ってるってだけじゃなくて、カメラの視点だとか工夫してちゃんと感覚に訴えるというか、「ああ、こいつはやばいな、俺死ぬわ」みたいな登場人物たちの絶望感が伝わってくる。銃とかで撃っても勝てないわってのが分かる。(実際はあの大きさぐらいなら簡単に制圧できそうですが…)

おまけにそのそのでかい恐竜とまた別のでかい恐竜の争いシーンがすごい。それまで散々インドミナスにやられまくっていたので、ここでカタルシスを感じながら、また別の視点で「インドミナスやっぱ強いなぁ」ってのを感じられます。

 

もうその「最初に巨大な化け物に襲われる」「人類立ち向かうけど歯がたたない」「でかい別の化け物が最初の化け物と戦う」って流れが、なんだこれ進撃の巨人のオマージュかってぐらい同じでした。ここまでやられると、もう比べないほうが無理ですね…

ジュラシック・ワールド (竹書房文庫)