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確率的運命論の無意味さと、シュレディンガー的な能力

雑談



何かをし始めるのに、遅すぎることはない。

突然ですが、僕が人生で一番好きな言葉は以下の文です。誰が言ったのか分からない、2ちゃんねるの名文。

10年後にはきっと、せめて10年でいいから戻ってやり直したいと思っているのだろう。
今やり直せよ、未来を。
10年後か、20年後か、50年後から戻ってきたんだよ今。

「これまでに○○をやっていない人が、××できるわけがない」の無意味さ

自戒を込めて気持ち悪いポジティブ理論を書きます。

先日友人と話したのが、「社会人になってから友達と話すと、夢について語ることが少なくなるよね」というものでした。
社会人になると、だんだん現実が見えてきて無鉄砲な夢を語るのがダサい風潮になってきますよね。
で、そのダサさの根本をなすのが、「これまでに○○をやっていない人が、××できるわけがない」というもの。
例えば、僕が総理大臣になりたいとする。
僕は名古屋大学出身なのですが、名古屋大学出身の総理大臣は一人もいません。そうすると、「名古屋大学で総理大臣なんてなれるわけない。」という意見とともに、「名古屋大学に行く人は、そもそも総理大臣になれる器ではない。名古屋大学を選んでいる時点で、向いていない。総理大臣になるような人は、すでに大学受験のときに東大を目指している。」というような意見が出てくる。

こういった理論はまったく無意味なのです。なぜなら、それが叶った瞬間、新しい理論が生まれて古い理論は修正されるのだから。「名古屋大学では総理大臣になれない。なれる確率は0パーセント」だったしても、ある一人が誕生した瞬間から、「なるのは難しいが、なれないわけではない」に変化するのです。

例えばオバマ大統領は、黒人で初めてアメリカ合衆国大統領になったわけですが、きっと20年前は黒人で大統領なんて!とさんざん言われたことでしょう。しかし、20年後の今は、「時代の流れが良かった」、「彼は、黒人の政治家の中でも特別能力があった」と、さも彼が大統領になったのは必然のような理論が展開されるわけです。
こんなブログを書いたところで、「おまえは総理大臣になれねぇよ」と思う人はいるでしょう。
しかし僕が総理大臣になれば、なった瞬間から、「逆境に逆らい、前例を覆して総理大臣になった人」になるわけです。

だから、自分の今の境遇とかこれまでの履歴が微妙で「俺なんかどうせ」と悩んでいる人は、心配しなくてもいいと思うのです。別にあなたが自分のポテンシャルを高く見積もろうが低く見積もろうが、あなたが大物になった時点で、ポテンシャルは高かったことになるわけです。
それはまるでシュレディンガーの猫のようですね。粒子は観測されるまではどこにあるのかは分からない。しかし、観測した瞬間から、「そこに存在する」という確率が始めて確定される。あなたの能力も同じです。未来になるまでは、あなたが能力があるかないかなんて分からない。未来にあなたが何者かになった時点で、過去のあなたのポテンシャルが高かったか低かったかが決まるのです。

そんなわけで、運命だとか常識だとかに遠慮しなくていいですよ。