このPVは「やられた!」って思う(OK GoとSOUR)
You Tubeの僕的最も有用な使い方は、様々な音楽PVを簡単に見れるようになったことです。このおかげで、きっと深夜の音楽番組とかCDTVとかは絶滅の危機に瀕しているのではないでしょうか!?データないので詳しく知りませんが。
昔は、気に入ったPVとか運よく録画出来た深夜番組のを何度も聴いたりしていましたねぇ・・・
おもしろいPVのアーティストが好きだ
何がおもしろいかって人それぞれですが、僕が好きなのがOK GoとSOUR。どちらもちょっと前にWEBで結構騒がれたことがあるので、観たことある人もいるのではないでしょうか??You Tubeからひっぱって、まとめてみました。この2組はとにかく全部凝ってるので、おもしろい。
OK Go
まずは、OK Go。
アメリカ合衆国・シカゴ出身の4人組ロックバンド。1999年結成。
僕が一番最初に観たOk Goの動画はコレ。ルーブ・ゴールドバーグ・マシン(ピタゴラスイッチ的なやつ)をモチーフにした、壮大な仕掛け。装置の仕組みのおもしろさと、美術的な美しさに、曲が絶妙にマッチしています!
で、この裏話がまたおもしろい。
足枷になったレコード会社 - Radium Software
簡単なまとめ
OK Goが契約しているレコード会社(EMI)はPV動画の外部埋め込みを許可しない方針をとっている。しかし,外部埋め込みが無ければバイラル的な広がりは起こりえないということを知っているOK Goのメンバー達は,この制約を迂回するために,State Farmという保険会社と交渉し,この会社の広告という形でPVを制作することにした。制作費と埋め込みを可能にするための楽曲使用料はState Farmが支払っている。
埋め込みを可能にしたおかげもあって,このビデオは公開されてから暫くの間,1日あたり100万再生に近い勢いを保つことができた。ちなみに,1月に公開された公式PV(こちらは埋め込み不可)は現時点の総計で約120万再生に留まっている。
いまだにEMIは外部埋め込みを許可しない姿勢を保っている。もはやOK Goにとってレコード会社との契約は足枷でしかない。今月10日にOK GoはEMIおよびキャピトル・レコードとの契約を打ち切り,独立系の新レーベルParacadute Recordingsを立ち上げることを発表した。
以下が公式PVですが、たしかに上のPVほどのインパクトはないですね・・・
他のPVはこちら!
これが一番最初に有名になったPVっぽいですね。みんなでランニングマシーンの上で楽しそうに踊っています。これ、一回で撮りきるのすごく大変そう・・・
2007年度のグラミー賞を受賞。また、YouTubeビデオアウォーズ受賞。
こちらはストップモーション・アニメーション。不可思議な動きに惹かれます。
たくさんの犬たちと戯れています。これまた犬の演技がすごすぎ。ピタゴラスイッチとどっちが難しいんだろう・・・
SOUR
次に、SOUR。こちらは日本の3人組ロック・バンド。2002年結成。
この「日々の音色」という曲、YouTubeで1ヶ月で100万回以上再生され、2009年の文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門にて大賞を受賞。
なんだかありそうでなかった手法。出演者は、バンドの公式サイトとmixiコミュで募集されたそうです。Webカメラで撮った動画を送ってもらい、編集したそうです。みんな少しずつちぐはぐした素人っぽさが、なんだか暖かくていい感じ。まさに「日々の音色」にぴったりな、人と人とのつながりを感じさせてくれます。
ちなみに、ペプシのCMに思いっきりパクられています!
他には。
こちらは影絵。コブクロの「蕾」のPVを彷彿とさせます。
イヤホンのコードが様々な絵になるというおもしろい作品。
以上!
どれもアイデア一本で勝負していて、楽曲に合わせたPVというよりも、このPVこそが芸術作品ですよね。
こんな感じのおもしろいPV作っているアーティストたちって、他にもたくさんいそうですね。僕はあんまり知らないので、教えてもらえるとうれしいです!
それにしても、どれも楽しすぎですね・・・こういうの観てると、自分でもマネして撮りたくなってきます。OK Goのストップモーションのやつなんかは、晴れた日曜日に公園なんかで撮影してるとバカっぽくて楽しいだろなー。