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相関関係と因果関係

うわー、この調査がなんか気持ち悪い!


【外で友達と遊ぶ子ほど「高学歴・高収入に」 独法調査】







さて、何が気持ち悪いのでしょうか?

相関関係と因果関係は違うのです。


これを分かりやすく示した有名なジョークに、「地球温暖化と海賊」の話があります。

どういうことかっていうと、地球温暖化は、海賊の減少と相関があるらしいのです!!

まぁ、当たり前ですよね。大航海時代で世界中にいた海賊なんて、時代とともに減っていって、今はソマリアらへんぐらいにしかいないでしょ。逆に、地球温暖化は工業化とともにどんどん進行している。

しかし、この二つの相関から、
「海賊の減少が地球温暖化を起こしているんだ!」
なんて思う人はいないはず。
これが、相関関係と因果関係の違い。




だから、相関関係があったからって、そこに因果関係を安易に見出しちゃいけない。
あくまで、相関関係があることが因果関係がある必要条件だが、十分条件ではない。


こういうような例は、そこかしこに転がっています。

たとえば、「一日にテレビゲームを5時間以上する子供と、しない子供の学力差」を図った場合、しない子供のほうが学力が高いでしょう。
しかし、それをもってテレビゲームと学力の問題を考えるのは早計です。
これは恐らく、テレビゲームが原因ではなく、テレビゲームをやりすぎたことにより勉強時間を失ったことが、学力低下の原因です。
「テレビゲームを5時間」を「野球を5時間」、「ダンスを5時間」としても、同じ結果になると思います。


もしこのような例が出てきたら、それはこの調査を発表した人が、テレビゲームを悪者にしたい可能性が高いです。




さて、最初のニュースの話題に戻ると。

  • 外で友達と遊ぶ子ほど「高学歴・高収入に」-

その分析結果が
「遊びは仲間うちのルールづくりなどを通じて人とつきあう力や意思決定力を育てる。自然に触れて驚けば、『なぜ』という疑問を呼んで探求心や好奇心を育てる。そうした体験が学力などに結びついているのではないか」
って、ちょっと笑えますね。

おまけに、
「調査は昨年11月、20〜60代の計5千人にインターネットを通じて実施した。「海や川で泳ぐ」「かくれんぼや缶けりで遊ぶ」「弱い者いじめやケンカを注意したり、やめさせたりする」といった子ども時代の体験について、「何度もある」2点、「少しある」1点、「ほとんどない」0点という具合に点数化した。」
だって。

なんで、弱い者いじめを注意するのが、外で遊ぶのと同じ加点要素になっているんでしょう?



で、この独立行政法人国立青少年教育振興機構ってところ。
名前からはあんまりわかんないんだけど、「青少年自然の家」の運営とかやってるところなんですねー。


・・・なんて分かりやすい!(笑)




ちなみに、俺は外で遊ぶのを子供に勧めるのは賛成だけど、それを生涯年収と関連付けなきゃ価値を認められない世の中が、残念だと思います。




相関関係と因果関係-Wikpedia-

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